GATEWAY.KYOTO 工芸美術
会場
東本願寺 渉成園 枳殻邸(きこくてい)
実施期間
令和7年10月2日(木)
~
令和7年10月6日(月)
午前9時から午後5時(最終入場は午後4時半まで)
渉成園への入園の際には庭園維持寄付金(大人700円以上、中高生300円以上)が必要となります
概要等
工芸は、作家が特定の素材を選び、その素材の特性を生かして創造する表現です。例えば、陶 芸では土や釉薬を使い、焼成の過程も含めて作家ならではの形を生み出します。染織では、 染料や糸を用いて色や模様を表現します。漆、金工、木工、ガラス、截金、皮革なども同様で、素材と作家の創造性が結びつくことで作品が生まれます。人形制作は具象表現が条件ですが、木胎や桐塑、布や和紙など各自が得意とする素材を使い、表情やポーズ、衣装まで含めて雰囲気や物語性を大切に制作されます。
この展覧会では、“素材から始まる工芸表現”の世界を、京都という工芸文化の豊かな都市で活動する、京都工芸美術作家協会所属の約70名の作家による作品で紹介します。
東本願寺の歴史ある和の建築と渉成園の庭園という環境の中で、個性豊かな作家たちの作
品が息づき、互いに響き合う空間を体感していただけます。作品同士や建築・庭園との調和によって、新たな魅力が生まれる一期一会の特別な世界を、ぜひお楽しみください。